6月スタート お知らせ+読書感想
お久しぶりです!
あまりに放置しすぎてました><なかなか更新できずすいません
現在、少し私生活の方でやることが増えているので
落ち着くまではあまり書けないかもしれません。
特にゲーム関係は… やりたいんですがなかなか難しいです;;
落ち着いたらまたプレイも再開したいです
ポケモンアートアカデミーやルビサファリメイクなど、注目ソフトもでますしね!
記事の後半は、最近読んだ本の感想です。
その本はこちら
↓↓
「なぜ永遠の0は売れたのか」
読んだことのある方も多いのではないでしょうか
「永遠の0」
去年12月に映画化もされた作品で、戦争を題材にした小説ながら
若い読者も多いと聞きます
2013年12月時点で累計販売部数は約480万部とすさまじい記録も持っています。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E9%81%A0%E3%81%AE0)
作品紹介はおしまいです
なぜ、というタイトルでもう分かってしまうと思いますが、個人的に期待はずれでした
今回は、この作品がどうして受けたのかを考えてみます
(まぁ感想を書くための建前です)
読んだ方には伝わるかもしれません
この作品、かなり中途半端です
売りである戦争についての描写も、この作品こそ!という目新しさはありません
(新しい考え方や誰も知らなかった事実が必要という意味ではない)
ストーリーが目立つ作りではないですし、文章としての魅力も特にないです
人間の描写の不自然さや、ノンフィクション中のフィクションの悪目立ちなどむしろ粗の方が目につきます
悪い意味で淡々としていて、この作品の売りは?と聞かれると
困ってしまうような、そんな印象でした
それではなぜ、何が一体多くの人の心を動かしたのか…
答えは簡単です。もちろん、戦争です
作中では戦時の「記録」がかなりのページを割いて書かれています。
もちろん多少の色は付いていますが、このノンフィクションの部分こそが人の心をつかんだのです
この作品は、良い言い方をすると、とても分かりやすく書かれています
とっつきやすいので、広く読まれ受けたのでしょう
ただ、逆に言うと小説として深みが足りず
受けた感動もエンターテイメントで終わってしまったのではないでしょうか
ここで付け加えますと、私がこの作品にどうにもきつく当たるのは、この作品が娯楽小説だから、というのではありません。
作品をエンターテイメントの水準に押し上げるために、
「戦争」に頼り切っているからです。
上にも書きましたが、この作品の作者の創作した部分はむしろこれが足を引っ張っていると思える程度の物です。
(ではノンフィクション部分の記述が飛びぬけて良いかと言えばそうでもない)
つまりこの作品が売れたのは、戦争という題材が持つ力を(言葉は悪いですが)都合よく利用したからなんです、結果的にそうなっている。そこが許せない
作者の掲げるテーマの一つ 「戦争を風化させない」
風化させない… とても大きく、難しいテーマです
この作品は数百万以上の人の手に取られ、商業的にはまさに大成功!だったわけですが
果たしてこれで作者の思惑通り叶ったと言ってよいのでしょうか…疑問におもいます
これで以上です。
私の感想文にお付き合いいただきありがとうございました
それではまた